今回は、
「求人広告の面白さ」
を、成功事例ではなく、
失敗事例からアプローチしてみることにします。
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以前も書きましたが、私は元・制作マンです。
私が求人広告の制作マンを始めた頃、
「B-ing」という紙の求人広告媒体がありました。
毎週、コンビニの雑誌コーナーに平積みされて、
転職を考える人は発売日の早朝にコンビニで購入して、
ペラペラペラペラ…とページをめくって、転職先を探したのです。
良い求人広告を見つけたら、即電話!
少しでも遅くなると、応募者が殺到して、
電話がつながらなくなるのです。
慣れた人は、掲載企業の始業時間であろう9:00頃を狙って電話します。
そして、面接日をゲットする。
そんな時代もありました。
そもそもお金を払って情報を手に入れてるんですから、
ずいぶんと時代が違いますね。
その分、転職の本気度も、重みも違ったのかもしれません。
あくまで個人的な感想ですが、
求人広告がWEBになった途端、
就職も転職も軽いものになったという印象です。
面接ドタキャンも年々増えていきました。
さてさて、私はこの紙媒体の「B-ing」の原稿作成が大好きで、
さらに相当に究めていたと思います。
ホント、自分で言うのもなんですが…
毎週毎週、入稿日の金曜日になると、自分が作成した原稿をズラッと並べて、
「この原稿は応募10名、この原稿は15名くらい…」
と予測して、それがおおよそ当てられました。
ちなみに毎週発売日になると、会社の棚からB-ingを一冊頂いて、
・自分が作成した原稿がどの位置に掲載されているか
・自分が作成した原稿を切り抜いて、ストック
・飛びぬけた表現をしている原稿があるか
・飛びぬけた表現をしている原稿を切り抜いて、ストック
これをルーチンにしていました。
周囲の制作マンは、ほぼ全員がしていましたから、
ここは特に自慢にも何にもなりませんが…。
そんなある日、
制作マンとして天狗になりかけていた頃、
東海地区から関東地区に出店を開始する、
無名リフレッシュ施設の店長募集の広告を作成しました。
クライアントの事業計画の重大な局面だったはずです。
それなのに私は、なぜかこのとき、
キャッチコピーが全く思いつきませんでした。
情報不足もあったのかもしれません。
でも、そんな局面くらい、
意気揚々と乗り越えるはずの自分なのに…
近づいてくる原稿納品時間を感じながら、ただただ焦っていました。
結果、応募2名。0名じゃなかっただけマシでした。
が、採用は出来なかったと記憶します。
私が作成した求人広告が失敗したことで、
事業計画はいきなり頓挫してしまったことでしょう。
心底落ち込みました。
そしてそのとき、遅まきながら、求人広告の凄みを感じたのです。
求人広告が成功したらクライアントの事業計画は順調に進み、
求人広告が失敗したらクライアントの事業計画は頓挫する。
そんな単純で重大なことが、求人広告には詰まっています。
これが求人広告の面白さです。
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う~ん、ちょっと伝わりづらかったでしょうか…?!
今は採用手法も増えていることで、
そのあたりの凄みがどこか薄まっていますし、
時代は変わり、世の中における
求人広告の立ち位置も、形態も、金額も変わりました。
が、それでもあえて今回書きました!!
ではでは、最後に、そんなB-ingのCM画像でもどうぞ!
(どんな終わり方だよ…ですね、笑。
あ、画像はネットで勝手に拾いました。問題あったらご連絡ください!)
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私はB-ingに育てられました。
(I)