広告を事業にしていると、こんなシーンがあります。
営業「(赤入れを握りしめつつ、制作マンに)修正が入りました! お願いしまーす!」
制作「また? 多すぎない?」
営業「いやぁ…すみません。(そんなこと言われても、クライアントが言ってるんだし…)」
制作「納品まで、ちょっと時間もらうよー。(この営業、きちんと自分の意見をクライアントに伝えているのかなぁ…)」
あるあるですね。
こういう関係って、全く無くなるってことはないのかもしれません。
営業が「クライアントが言ってるんだし」という気持ち。わかります。
クライアントと対面するっていうのは、理想通りにいかない世界。
私も商談時に、クライアントに言われた意見で、
「あ、そういう視点もあったか…!」
と納得して、せっかく社内の制作マンが作ってくれた原稿を、
前向きに修正を受けて帰ってくることが、多々あります。
正直、押し切られることだって。
あ、もちろん、自分の意見をしっかり伝えることも…多々。
(私はどちらかと言うと、意見をストレートに伝える方なんです…)
かたや制作マンの気持ちも、よくわかります。
制作マンってどんな案件でも、工夫や心を込める瞬間があって、
それはもう性(サガ)なんです。
(この性が無かったら、制作マンとしては致命的なんです…)
それに対してボツが来たり、修正が来たりすると、
なんだか裏切られた気がしちゃうのです。
例えそれが、安易に出たものではなかったとしても。
こう考えると結局、
お互いに頑張っていて、お互いに何かにこだわっているんだ、
ってことなのかもしれませんね。
広告の中でも、特に求人広告は、
このような関係性の問題が表面化しやすい可能性があります。
多い本数を扱う業界だから。
業務や効率のことだけでなく、人間だし、イライラもしますしね。
まぁ…とはいえ、やっぱり、ボツは哀しいなぁ~
(↑ ここからは、完全に元・制作マンの呟き)。
今でも、捨てられなかったボツ原稿が、
ひょっこり出てくることがあるんですよねぇ~。
…なんて、こんなことを書いたのは、
まさにツールのボツ案が、ひょっこり出てきたからなのです。
記事の締めとして(締めになるのか?)、
問題なさそうものから、ほんの一部だけ、陽の目を見せて終わります!
どうぞ。
何年前のものだろう? 映像のラフ案。
↓
出来がいいと思ったんだけどな~
おそらく8年近く前に作った、太陽企画の名刺。
↓
名刺の中身の狙いも、当時の求人業界としては先駆け的で、しかも実現目前だったのになぁ~
これは私じゃなく、当時の制作部メンバーが作ったものですが、世界観がとても良かったです。
実現したかった。
↓
太陽企画は、営業マンも制作マンも他スタッフも、頑張ってます!
(I)
時間が無い中で、合間をぬっての会議です。
大したことが出来るわけではありませんが、
そろそろ日程がせまってきました、がんばりましょー。
(海外コースや1日パーティーコースは、どんな進捗なのかなぁ…?)
(I)
経済波及効果(豊島区全域)は、年間約270億円だって!!!
そんな壮大な計画だったのか~!!
以前もお伝えした、旧区役所や豊島公会堂を、
2020年までに、
オフィス、カンファレンスホール、映画館、
店舗、アートカルチャーイベント向けの劇場…
なんかにしちゃう大計画です!
今日発信のニュース。
↓
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/tk/PPP/news/092700028/?i_cid=TopTl
いや、壮大なのは知っていたんですが、
数字を見ると、改めてビックリ。
半端ないですね~、経済波及効果が!
この計画、我が社のすぐ近く、
もう歩いて数秒のところで行われているんですよ。
前のブログでも書きましたが。
ほら。
池袋本社の、男子トイレからの風景。
↓
これについて書いたブログは、こちら。
↓
https://www.taiyo-kikaku.co.jp/2016/08/26/?arcf=post:blog-recruit
いや、すごいですねー!
2020年、どうなっているのでしょう?
経済波及効果を、少しは担っているのかな…?
(I)
今回は、
「求人広告の面白さ」
を、成功事例ではなく、
失敗事例からアプローチしてみることにします。
*
以前も書きましたが、私は元・制作マンです。
私が求人広告の制作マンを始めた頃、
「B-ing」という紙の求人広告媒体がありました。
毎週、コンビニの雑誌コーナーに平積みされて、
転職を考える人は発売日の早朝にコンビニで購入して、
ペラペラペラペラ…とページをめくって、転職先を探したのです。
良い求人広告を見つけたら、即電話!
少しでも遅くなると、応募者が殺到して、
電話がつながらなくなるのです。
慣れた人は、掲載企業の始業時間であろう9:00頃を狙って電話します。
そして、面接日をゲットする。
そんな時代もありました。
そもそもお金を払って情報を手に入れてるんですから、
ずいぶんと時代が違いますね。
その分、転職の本気度も、重みも違ったのかもしれません。
あくまで個人的な感想ですが、
求人広告がWEBになった途端、
就職も転職も軽いものになったという印象です。
面接ドタキャンも年々増えていきました。
さてさて、私はこの紙媒体の「B-ing」の原稿作成が大好きで、
さらに相当に究めていたと思います。
ホント、自分で言うのもなんですが…
毎週毎週、入稿日の金曜日になると、自分が作成した原稿をズラッと並べて、
「この原稿は応募10名、この原稿は15名くらい…」
と予測して、それがおおよそ当てられました。
ちなみに毎週発売日になると、会社の棚からB-ingを一冊頂いて、
・自分が作成した原稿がどの位置に掲載されているか
・自分が作成した原稿を切り抜いて、ストック
・飛びぬけた表現をしている原稿があるか
・飛びぬけた表現をしている原稿を切り抜いて、ストック
これをルーチンにしていました。
周囲の制作マンは、ほぼ全員がしていましたから、
ここは特に自慢にも何にもなりませんが…。
そんなある日、
制作マンとして天狗になりかけていた頃、
東海地区から関東地区に出店を開始する、
無名リフレッシュ施設の店長募集の広告を作成しました。
クライアントの事業計画の重大な局面だったはずです。
それなのに私は、なぜかこのとき、
キャッチコピーが全く思いつきませんでした。
情報不足もあったのかもしれません。
でも、そんな局面くらい、
意気揚々と乗り越えるはずの自分なのに…
近づいてくる原稿納品時間を感じながら、ただただ焦っていました。
結果、応募2名。0名じゃなかっただけマシでした。
が、採用は出来なかったと記憶します。
私が作成した求人広告が失敗したことで、
事業計画はいきなり頓挫してしまったことでしょう。
心底落ち込みました。
そしてそのとき、遅まきながら、求人広告の凄みを感じたのです。
求人広告が成功したらクライアントの事業計画は順調に進み、
求人広告が失敗したらクライアントの事業計画は頓挫する。
そんな単純で重大なことが、求人広告には詰まっています。
これが求人広告の面白さです。
*
う~ん、ちょっと伝わりづらかったでしょうか…?!
今は採用手法も増えていることで、
そのあたりの凄みがどこか薄まっていますし、
時代は変わり、世の中における
求人広告の立ち位置も、形態も、金額も変わりました。
が、それでもあえて今回書きました!!
ではでは、最後に、そんなB-ingのCM画像でもどうぞ!
(どんな終わり方だよ…ですね、笑。
あ、画像はネットで勝手に拾いました。問題あったらご連絡ください!)
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私はB-ingに育てられました。
(I)